個人開発

アイデアに自信がないあなたへ~連続起業家の方にお話伺いました!~

黙々と自分のやりたいことを考え、ウェブサービスのリリースを目指してきました。
モチベーションを保つのは難しいし、将来は漠然として不安。

個人開発者にそういった方は多いと思います。
もちろん同業の集まりに行って、最近の悩みを吐露することで発散するのも良いですが、
結局は自分のやりたいことなので、人に相談するよりはどう自分と向き合うかという問題に帰結します。

悩んだ私が今回試したのが「実績のある方に向き合い方を訊いてみる」という方法です。

都内には起業したい人に向けて、様々なサービスを提供してくださる
TOKYO創業ステーションという場があります。

ここでは例えば以下のようなことができます。

  • アイデアレベルの相談
  • 事業計画書の作成相談
  • 起業についてもっと知りたい
  • 融資相談

特に今回は「コンシェルジュ相談」という起業実績のある方に直接ご相談できる場を活用して
個人開発で悩んでることを訊いてみました!

※20名ほどのコンシェルジュさんがいらっしゃいますが、今回私が聞きたかったことは、再現性のある「起業アイデアのブラッシュアップ方法」だったので、『連続起業家の方』にお話を伺いました!

今回の記事が以下のような方の今後の行動につながれば幸いです。

  • 起業をしたいけど1歩目がどう走り出せばいいか分からない
  • 個人開発で生活できるようになりたいけど、今後の展望が見えない
  • 起業したいアイデアはあるけど、自信をもって進められない

それではわたしの質問を通して起業家さんの考えを見ていきましょう!

とといぬの知りたかったこと

個人開発をしていて、このアイデアで行けるのだろうか?という悩みは尽きません。
そこで、次のようなことを質問してみました。

  1. アイデアにどの程度ニーズがあるか、どう判断すればよいのか?
  2. 自分のアイデアをブラッシュアップするためにすべきことはあるか?
  3. 起業するタイミングはいつか?

1. ニーズについて

「アイデアにどの程度ニーズがあるか、どう判断すればよいのか?」

これが分かれば、考え貯めた多くのアイデアの中から
どれがよりウケるサービスになるのか見つけ出せる値千金の知識だと考えました。

アイデアを数出せば出すだけ良いものを作れる可能性が上がると期待できます。
しかし、答えは想像とやや違う物でした。

ニーズはどこにでもある。
ニーズを元に判断するよりも、それが「社会や環境にどの程度還元できるアイデアか」で決めるのが今後は資金が集まる。

2種類のアイデア

アイデアには2種類あります。

  1. 既存のサービスに改変を加えたもの
  2. まったく新しいサービス(大手が参入していない課題)

1については、既存のサービスに対しての問題意識や意見がネット上に転がっており
それらを調査すれば一定のニーズは確認できます。

しかし難しいのは2の方で、こちらはまだニーズが発掘されていない状態です。
ただし、それが明確に何かの問題を解決するものであれば、ニーズはどこにでもあるとも仰ってました。

既存のニーズではなく、問題意識にフォーカスする

「ニーズはどこにでもある」

これをより理解いただくために、最近の私のお話をさせてください。
最近は、ネット中毒をソフトウェアの観点で解決するというアイデアで開発をしています。

多くの企業が一様に「人の注意力」に価値を見出し、形のないそれは広告やゲームへの課金を通じてお金に変わります。

いかにそれを引き出せるかに注力することは、広告やゲーム業界全体のお金周りを良くしますが、次第にそれは娯楽という枠を超えて中毒というレベルで人々の時間を占有するようになってきました。

本当はもっと有意義なことに時間を使いたいのに、なぜか時間が足りない…
そう感じる当人は中毒だという自覚がないかもしれません。

そこに、一つの解決策として中毒を緩和するWEBサービスが投下できれば、
当人も気づいていないニーズを引き出せると思いませんか?

これが「ニーズはどこにでもあって、それを発掘する」ということです。

問題を自覚していなければまだニーズではありません。
自分が気づいた問題意識に共感してもらいつつ、そこに解決策を提案できるならば
はじめに気を付けるべきは問題意識であって、ニーズではなさそうです。

「そのサービスは確かに便利だね!」と言っていただければニーズを発掘したと言えそうです。

資金調達できるの?

ためになるサービスであれば、ニーズは後で発掘されうることが良く分かったと思います。

しかし、そのような定量化されないニーズで、起業するときにお金を出してもらえるものなのでしょうか?
これは個人開発者にとってはスモールスタートを切れるので、あまり必須ではありませんが
起業家にとっては重要な問題だと思います。
(夢だけ語ってお金が集まらないのであれば、こんなに悲惨なことはありません)

結論だけ言えば、
今はまだこのジャンルでの資金周りは少ないが、今後は増えていく可能性が高いです。

これまでの発掘されていないニーズには、名前がついています。
ESGです。

ESGとは、環境(Environment)/ 社会(Social)/ ガバナンス(Governance)の頭文字をとったもので、いずれも問題意識のジャンルです。

ESGに注視した投資は海外からどんどんと広まっており、日本でもここ10年近くで全体の運用資産総額に占めるESG投資の割合は増えています!

2014年: 1%未満
2016年: 2%  
2018年:18%  
2020年:24%
  

そのため、経営収支的な観点よりも「社会にある問題を解決していく事業か」という観点は
資金を調達する上でどんどん重要になってきています。

もちろんまだ事業収入のない私のような者が、ESGのみを考えて収益を無視して動けば大いにコケる可能性はあります。

そのため、ある程度の安定を目指しつつも、新しくやる開発についてはこの観点もどんどん取り入れていくことが大事といえそうです。

2. アイデアを深化する方法

「自分のアイデアをブラッシュアップするためにすべきことはあるか?」

起業家さんの答えとしては、

自然に行ってゆったりと考えるのがオススメですよ

とのことでした。

事前に自分で考えていた答えを大きく裏切られました。
(ちなみにこれを訊く前の私は、とにかく周りに客観的な意見を求める、かな?と考えていました)

なんだかとっても意識高い系なだけにも聞こえますよね?
ですが、ちゃんと理由があるので安心してください。

先にもお話しした通り、アイデアには「既存の延長」と「まったく新しいもの」の2種類あります。
この発想で考えれば、自然に行くということは…普段とは違う自分で考えることなのです。

日常の中で机に座って、根を詰めて考えれば考えるほど
問題について対策案を磨き上げようとしてしまいます。つまりそこから別の発想は生まれません。
発想はずっと延長線上にあります。

そこで、すっかり脳を切り替えて、新しい着想を得るには普段の自分が行かないような場所に行くのが良い解決策になるそうです。

日常でも小さいながらもそういった経験はあなたもしているのではないでしょうか。

シャワーや散歩など、自分の部屋にいるときじゃ得られなかった刺激やリラックスを得るとき、唐突に素敵な解決策が思いつくことはありますよね。

特にわたしはネット中毒に対応しようとしているのだから、自分が画面と延々たたかっていたら世話ありません笑

3. 起業するタイミング

「起業するタイミングはいつか?」

起業したい… 気軽に言えれば、よいですが
残念ながら簡単に調べたとき以上に起業にはお金がかかることがわかりました。

社労士や決算書の作成なども考えると、

株式会社なら、年間100万円
合同会社なら、年間80万円

程度は必要になるとのことでした。

ではそれだけ固定費を払ってメリットはあるのかと言えば、
節税の観点でいえば700万円程度までいかなければあまり効果はありません。

しかも、個人事業主は税務署が認めれば無制限に経費計上することができます。
つまり家賃や交際費など、(あくまで仕事につながると判断される範囲で)節税に役立てることができます。

一方で法人だと交際費などでは上限が決まっているのです。

そのため、わざわざ経費上限を急いで作ることもないですし、
ひとまず年間の利益が1000万円上がるまでは、個人事業主でよいのではないでしょうか?

ただし、節税の方法は色々ありますので
法人化したほうが便利なときもあります。しっかりと調査したうえで判断しましょう!

起業相談のすすめ

是非、起業や個人開発のアイデア周りで悩んでいることがある方は、TOKYO創業ステーションにご相談してみてください!

またコンシェルジュさんは、メンター的なことをされてるわけではないので
聴く内容をしっかりと整理してからいきましょう〜