良い会社を作る

何かに特化しなくては誰も問い合わせして来れない。
つまり、特化しなくては生き残れない、という発想でいかに事業を尖らせるかを考えてきた。

しかし、最近ある税理士の先生のお話を聞きながら他の道を示していただいた。
それは「同業(ことによると競合)と人・仕事を流動的にやり取りすること」である。

これは極めてGiverな発想だと思うので、是非この本を読みつつご理解いただければと思う。

人・仕事をやり取りするメリット

シンプルに取れる仕事の幅が広がる。
これまで自社で受けるわけにはいかなかったお仕事も、誰かにそれを渡せるとわかっていれば、お流れにせずに周りに渡すことができる。

三尺三寸箸(仏教)というお話しが近い。
目の前には豪勢な料理、しかし手元には長い箸しかなく己の分を取ろうとしてもとても食べれない。
お互いの欲しいものを聞いて食べさせ合うことで、初めて目の前の料理にありつける。

https://bukkyouwakaru.com/dic/s34.html

さらに、人も案件も自社にマッチしない時に、他の会社に相談することで
契約をリセットして良い条件でご相談することができる。これは互助とは関係ないメリットだが…やるかどうかはあなた次第。

実践方法 : まずはこちらからしっかり与えてルールを理解してもらう

システム開発などやっていると特に、案件数には波があると思う。
これをまずは手数料などいらないからと、他の同業他社に渡してしまう。

それを繰り返していくと、有難いというんで徐々に相互のやり取りに繋がる…可能性がある。
そうして案件の波を相殺していければ、安定した売り上げを立てることも可能であろう。

まずは、こちらから与えることが大事なのだ。
最初は自分が身を切って与える、見返りは一旦考えない。それがgiverの考え方。

(最初から、心から見返りを求めずにやるのは難しいと思うので、一旦giverとして行動し落とし込めればよろしいと思う)

注意点

これまで書いてきたように、このやり方は何かに特化しなくても
なんでもできますと言うことができるようになる。

できないことも他の会社ができると知っているから渡せば良いのだ。
そうすることでお互いのお客様の満足度が上がり、最終的にこれまで以上に売上がたつ。

ならば、そこで手数料という考え方はお互いの関係上あまりよろしくないかもしれない。
同じ会社の中で案件をやり取りするのに手数料など払わないであろう。それは相手と自分の間に一つの壁を作り、これが互助するルールと気づくのを遅らせてしまう。

見返りを求めずに、まずは相手の欲しいものを聞いてみよう。

Read more

融資を受けるために事業計画の相談をさせていただく機会ができてきたので、
最近のアドバイスを受けて感じたことを書き残す。

身につまされるお言葉をいただいた

システム開発で何だかんだゆったりでも案件の話をいただいていることもあり、どこか天狗になっていた。しかし、最近お二人の方からハッとさせられる言葉をいただいた。

「見込み案件なんて宝くじと同じ。まずは今日売り上がるものをやらないと潰れちゃうよ。」
「横串で攻めるのもパッケージなら良い。でもどこかで営業するなら、いつかターゲットを絞らないといけない時がくる。それをいつやるかは君が決めるんだよ。経営者なんだから。」

今の自分の状況はあの時の反面教師そのままかもしれない

しばらくコードも書いていないし、人に会ってお話ししてばかり。
実は今すぐ売上につながる行動はできていなかった。

ずっと前に読んだ廃業ブログで「ずっと自宅の涼しい中で作業をしていたことが敗因」という言葉が心に残っているあまり、逆に作業をせずに走り回ることを意識しすぎていた。

自宅で作業もすべきだった…という0-100しかできないエピソードではない。
走る中でせめて走る方向は決める必要があるというだけの話なんだ。落ち着いて考えればわかることでも、自分の理想を定めずに反面教師だけで走ると痛い目に遭う。
あれをしてないから自分はイケてると、人の鏡になっていたのが今までの3ヶ月間の私だった。そろそろこの考えを清算しよう。今の私を反面教師にせねば。

今日、私の事業計画は初めて真っ直ぐ「うまくいかないと思う」と言っていただけた。
方向を定める時が巡ってきた。改めて向き合おうと思う。

Read more